2009-03-04

Net Applicationsの調査が非常に微妙

Net Applications調査の2月のモバイルブラウザシェアのデータを見たところ、納得いかないというか、この数字おかしいだろ。

まず、OS。

iPhoneが66.44%、Java MEが9.11%、Windows Mobileが6.9、Androidは6.26%、Symbianは6.17%。

これだけみるとへぇーと思ったんだけど、別のデータを見てみる。User-Agent別のデータ

Safariが77.53%??、Opera Mini 9.11%???、Microsoft Internet Explorer 5.1%、Netspcae????が 2.71%

Safariは、モバイル上ではiPhone上でしか動かないのに、OSのシェア超えてるってどういうことやねん。おそらく、WebKitベースをすべて入れたってこと?。iPhone上のブラウザは、Safariしかない (自身のWebKitを使ったアプリしかインストール不可だし)という条件と、AndroidとSymbianを足してみると。

iPhone 66.44 + Android 6.26 + Symbian 6.17 = 78.87%

Symbianの一部 (S60 3rd以降はWebKitベース。そのまえは別)だから、1.34%がS60 2ndとUIQとAndroidの一部 (Opera Mini) にすれば一致するか。それをSafariを計算することがそもそも変。WebKitを使えば、すべてSafariってねぇ。

また、モバイルなのにNetscapeって何だよ?と思ったけど、おそらくSkyfireじゃないな?。あれ、Gecko1.8ベースのものだし。

あと、Symbianのシェアがそんなに低いんだぁと思ったけど、よくよく考えたら、ACCESS NetFrontのシェアが低いというから考えれば、ヨーロッパおよびアジアのデータが入ってない。おそらく、モバイルブラウザのシェアは、全世界で考えたら、ACCESS Compact NetFront (i-modeのブラウザおよびSoftbankのブラウザ) がシェアNo.1の可能性が高いはず。日本のモバイルにおけるトラフィックはおそらく世界一。

結局のところ、アメリカの未熟なモバイルマーケットの情報をみても役にたたないというか、こんなシェア、どこの会社でもひっくり返すことができる数字としか見えなかった。たったそれだけ。

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