Internet Explorer 8をインストールしてみた。Internet Explorer 7以降からは、Explorerが使うシェルとして重要なDLLをInternet Explorerが上書きしないようにしているので (解決したアイデアがすべてのライブラリをスタティッ...(略))、バージョンアップしてもシェルの動作への影響は少なくなったし。
彼らのタイムフレームからして、10年以上も前に作った基本設計の古いレンダリングエンジン Tridentへの修正を少なくして、ブラウザのユーザービリティへフォーカスしてきたのは当然だし、理解できる。
またScript Engineの強化ははやりのJIT系じゃないけど、たぶん、次のバージョンくらいにはMicrosoft Research製のJITとかが投入されるんじゃないかなぁ。そもそもActiveScriptというプラガブルなアーキテクチャを採用しているから、置き換えることについては技術的には難しくない。互換性の面では厳しいかもしれないけど。
あと、
- 一番最初に起動して気付いたのが、メニューバーが表示されててダサイ。Vista準拠のUIを使っている以上 (Vistaの為に作ったのをXPに持ってきている以上)、メニューを表示すると、ツールバーのど真ん中になるのはしょうがないんだけど、XP版だけメニューを表示している大人の事情をある程度は知っているため、それに対してはこれ以上ノーコメント。
- プロセス一覧を見ると、Google Chromeの用に各タブにアサインされた複数のプロセスが起動されている。Internet Explorerの構造的に各ウィンドウは個別のスレッドを割り当てられるように設計されていたし (プロセス分離も可能になっていた)、7でタブが追加された時も、各タブ毎にスレッドを分離していたので、構造的にプロセスに分けることはそんなに難しくもないはず。できる範囲でトレンドを入れることはしてきている。
- アクセラレータ (アクセラレーターじゃないのかよ) にはリリース時点でいろいろ登録されている。ここらはMicrosoftが一番得意なパートナー向けの交渉だから、さすがというところだけど、ちゃっかりGoogleのアクセラレーターがいろいろ登録されているところが、Googleらしいというか。
少なくともMicrosoftがブラウザに再び投資を始めているということは、競争という面ではMozillaにもGoogleにもいいことだ。競争があるからこそ新しいイノベーションが生まれるから!。
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