なんか、Rockridgeさんは、MozillaのOfficialなコメントだけで物事言い過ぎなので、Mozillaとは関係ない私から雑感を言っておく。
個人的にいえば、今のままではありえんというのが答えかなぁと。中野さんが言うように実機で見れば、言いたいことがわかると思う。
なんか、この感じは僕がすごく関わってたころのGecko思い出すみたいな。
すくなくとも、現状のままだとNetscape 6とかの失敗を生かしていない。理想を求めるのは必要だけど、現実的な解というのはもっと必要で、理想を求めて失敗したソフトウェアなんて腐るほど見ている(ほとんどみんな知らないと思うけど、タリジェントとかね)。結局生き残るのは、現実的な解を使ってきたものだ。だから、来年リリースするとしても、ある程度は理想を捨てることも重要。その頃にコンシュマーに降りてくる端末も、ARMの1GHz-1.5GHzぐらいが限界だろうから。
現時点でWindows Mobile 6 (6.1)の端末でRAMが256MBつんでいる端末がどれだけあるのかと。128MBでもブートはできるとは思うけど、OOM Killerぽく、別のプロセスぶっ殺すことになるから、メールを書くときにブラウザ開いてなんてやると、もうダメ。そこまでしてまで不便さを求めても使いたいと思うのかと。
また、N810 (OMAP2だから、Touch ProのMSMのチップよりは劣るけど)ではある程度はまともに動くので、Windows CE側のAPIとしてのグラフィック周りが弱すぎなのかもね。Windows CEのCairoのバックエンドはDirectDraw使ってるんだけど、ビデオメモリへの直接アクセスができるのが利点だけ。Geckoとしてほしいのは、Compositeのアクセラレーションだ。だからビデオチップのパフォーマンスを生かせないから、なおさら遅くなると思う。Willcomの端末 (PXA使ってるやつ多し) だと、NEON持ってないからWireless MMXも使うべきだけどね (Willcom端末持ってればコード書いてたんだが、cairoのバックエンドとか)。
っていうか、去年Mobile Mondayのプレゼンで見たコンセプトだと面白い感じだったんだけど、なんで、こんなただの普通のフルブラウザになっちまってるの?ってのが、一番感じてることなんだが。
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