JavaScript Shellがエミュレータ上でやっと動いた
XULRunnerのバイナリは生成はできているんだけど、まだ無理
Intelが組み込み本気にやるんだったら、どこかのLinuxベンダーに資本投下するなり、(MontaVistaかWindRiverを)買っちまうだろうと思ってたら、予想通り、WindRiverがIntel一味になったわけだけど、WindRiverの人が面白いポジショントークしてるのがウケた。
この記事は、Symbianのオープン化について、Symbianの立ち位置に対しての批判記事というかダメだし記事なんだけど、当然のことながら、Symbianからバッカじゃねーのという反論が書かれている。
はっきり言って、Symbianの言っていることのほうが正しいと思うけど、WindRiverってこんな糞マーケティングする会社だったっけ?Intelになったから?。
Nokiaが見捨てなければ、Symbianもまだ生き残れるとは思うけどね。あの独自のプログラミングモデルを吸収するレイヤーを最近リリースしてるし、Qt買うとかやってることは全うというか、自身の弱いところを埋める行動は納得いく。あとは、CodeSourceryに資本投下するなり、買っちまうと面白いよね。
こんな糞記事書いたWindRiverも日本法人はダメダメで有名なところ(MontaVistaの日本法人も同様)だったけど、WindRiverがIntel一味になることでもう少しマシになることを祈る。ただ、Intelはソフトウェアをやる(買収含む)と常にコケるという伝説の新たな一ページになるだけというのが答えのような気がしてならないけどね。
なんか、Rockridgeさんは、MozillaのOfficialなコメントだけで物事言い過ぎなので、Mozillaとは関係ない私から雑感を言っておく。
個人的にいえば、今のままではありえんというのが答えかなぁと。中野さんが言うように実機で見れば、言いたいことがわかると思う。
なんか、この感じは僕がすごく関わってたころのGecko思い出すみたいな。
すくなくとも、現状のままだとNetscape 6とかの失敗を生かしていない。理想を求めるのは必要だけど、現実的な解というのはもっと必要で、理想を求めて失敗したソフトウェアなんて腐るほど見ている(ほとんどみんな知らないと思うけど、タリジェントとかね)。結局生き残るのは、現実的な解を使ってきたものだ。だから、来年リリースするとしても、ある程度は理想を捨てることも重要。その頃にコンシュマーに降りてくる端末も、ARMの1GHz-1.5GHzぐらいが限界だろうから。
現時点でWindows Mobile 6 (6.1)の端末でRAMが256MBつんでいる端末がどれだけあるのかと。128MBでもブートはできるとは思うけど、OOM Killerぽく、別のプロセスぶっ殺すことになるから、メールを書くときにブラウザ開いてなんてやると、もうダメ。そこまでしてまで不便さを求めても使いたいと思うのかと。
また、N810 (OMAP2だから、Touch ProのMSMのチップよりは劣るけど)ではある程度はまともに動くので、Windows CE側のAPIとしてのグラフィック周りが弱すぎなのかもね。Windows CEのCairoのバックエンドはDirectDraw使ってるんだけど、ビデオメモリへの直接アクセスができるのが利点だけ。Geckoとしてほしいのは、Compositeのアクセラレーションだ。だからビデオチップのパフォーマンスを生かせないから、なおさら遅くなると思う。Willcomの端末 (PXA使ってるやつ多し) だと、NEON持ってないからWireless MMXも使うべきだけどね (Willcom端末持ってればコード書いてたんだが、cairoのバックエンドとか)。
っていうか、去年Mobile Mondayのプレゼンで見たコンセプトだと面白い感じだったんだけど、なんで、こんなただの普通のフルブラウザになっちまってるの?ってのが、一番感じてることなんだが。
現場ではまだ続いているんだけど(月曜日の朝まで)、金曜日、土曜日と開発合宿で伊東に行ってきた。
場所は開発合宿がよく行われる、山喜旅館で、日本でMozillaのコードを書いている人がほぼ勢揃いというか、日本にいる現在のアクティブなコミッター(Johnさん、中野さん、私)が全部そろっている豪華な布陣。
肝心のFennecの開発は、直前にmozilla-centralのツリーのチェックイン制限がなくなったためにコードが大量にチェックインされ、その内のヤバ目のもの(俗にfocus managerと呼んでるけど)のコードがregressionを起こしまくってるおかげでWindows Mobileでまともに動かなくなってたとか、タッチUIのバグを解析したりなど、いろいろガヤガヤとやってました。
それにしても、池添さんから聞いた衝撃の事実は、Fennecのブラウザのコンテンツ部分が、Canvasで書いてること。そりゃいろいろなバグが起きるというか、そのアーキテクチャでいいのか、Mozilla。ついでにこのUIはユーザビリティから考えてどうなのよとか、いろいろな議論とかもしてました。
なお、開発合宿というのは、今後Mozilla Japanでも定期的に行うかもしれないということなので、何かコードを書いてみたいだとか思っている人達は、是非次回からは応募してください。(参加してれば)私もいろいろ教えますよ。
パシフィコ横浜で今日行われたGoogle Developer Day 2009に行ってきたら、予想通りDev Phone (HTC Magic) を事前登録者のみにプレゼントしてた。UIは日本語版になってるってのがレア。やはり、日本語入力はiWnnなのね。
Mozilla Japanのブログとかなんて全然見てなかったのだけど、Mobile Firefox 開発合宿というのが、来週あるらしい。他のイベントのとかは募集終了したら「募集終了しました」というコメントが残るみたいだけど、どうもこれは残ってないことからして、募集は続行しているってこと?
チェックイン時のテスト用にWindows Mobileのビルド環境というのは持ってたりするし、たまにはコミュニティ関連のイベントでも行こうかと思ってたので、どうしようかなぁと。ただ行けても金曜日くらいだけなんだが。というかコミット権を持っている人じゃない人を優先すべきかと思うので、申し込むとしても来週にする予定
まぁ、少なくとも各構造体とかクラスのアライメントを再度調整するだけでもメモリを少し稼げるし(それ用のバグファイルしなきゃなぁ)、Windows Mobileに限らずやることたくさんあるんだよね。。。
調べてみたら、liboggplayでSSE2が有効になってないので、本家liboggplayのTracにバグをファイルしておいた。config_win32.hを直すのもいいんだけど、Visual C++の環境でATTRIBUTE_ALIGENMENT_MAXなんて定義使う必要もないし。
SSE2は、Pentium 4とCore 2以降 (Pentium Mは除外) またはPhenonm以降(AMDの場合)じゃないと、128ビットネイティブに演算できないから、CPUによって速度がまちまちなのが欠点。Google ChromeのYUV変換もMMX直書きだったし。
ちょっと話がそれるけど、そういえば、iDCT変換だってWindows上だとMMXは無効にしてあるんだよね、PGOでこけるからという理由で。そもそもPGOをそこだけ辞めるという選択肢があるとは思うんだけど、そこはRocと議論すべきかなぁ。
Bug 496529としてMozilla側にもファイルしておいた。チェックイン制限が解除されれば直るでしょう。