2008-08-01

日本のケータイはiPhoneを学ぶ必要はない

自腹でヨーロッパからNokiaのケータイを買っているような自分だけど、以下の発言は正直微妙。

404 Blog Not Found:iPhoneがガラパゴスケータイより劣っていていい理由
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51089462.html

iPhoneのようなやり方が通じるのは、一部のユーザーのための高機能ケータイのみ。それはほかのメーカーも含めてそうだ。

自分の使っているNokia N82なんて、PC接続でファームのアップグレードが簡単で、買ったときに比べれば、(iPhoneでだって動かない) Flash Liteが3にアップグレードされる(YouTubeも楽々)は、マップアプリであるNokia Mapもバージョン上がったりなどしてる。

アーリーアダプタ層以外には、そういうやり方をすれば、買ったときにまともに動かないという悪いイメージを持って、次の買い換えの時に悪い印象を持つだけ。一方、Nokiaの一般向け廉価モデルはアップグレードなんてなくて、(Bug Fixはあるけど) そのままの数年売られている。そういう売り方がNokiaのビジネスを支えているんだが。

だから個人的には、Appleのやり方はAppleの信者・イメージがあっての売り方であって、日本のメーカーがやるべきやり方ではない。学ぶものは、Nokiaや韓国メーカーのやり方。その方が自分たちにあっている

そもそも日本のケータイの伸び悩みは、そもそもドコモなどの日本のキャリアの戦略が時代に合わなくなっているだけで、そのキャリアにおんぶに抱っこだったケータイメーカーがコストの増大に耐えられなくなっていることが現在のいろいろなメーカーの撤退につながっている。キャリアに依存せずに自分たちで売るノウハウがないことが海外で失敗している理由。

たとえば、ドコモやauのCM見てると新しいケータイが出たということはわかるんだけど、どういうケータイが出て、どのケータイだとこういうことができる・できないという商品説明の基本がないので、何売りたいかわからない。なぜ自分たちでブランド作りができないのか歯がゆく思う

彼らがこのチキンレースから抜け出したいのであれば、自分たちのブランドを確立して、キャリアに依存しない売り方をやらないと、その泥沼からは一生はい上がれないかと。そんなとこ

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