Firefox for AndroidのAuroraとNightlyのユーザーだと設定画面に以下のような「Mozilla位置情報サービス」ってものがある。
これだとどういうタイミングでデータ収集をしているかわからないのだけど、このサービス作ってるDougTが以下のように説明してる。
@EnglishMossop Nightly would only share when you do an HTML5 geolocation request. Mozsumbler is a tool to record Wi-Fi and cell around you
— Doug Turner (@dougturner) 2014, 1月 30
要は、「Mozilla位置情報サービス」を有効にすると、GeoLocation APIを利用したときにGPSとWiFiとCellの情報をMozillaのサーバーに送るよということ。なのでこれのプライバシーポリシーに同意しない場合は、有効にしないでほしい。
またこのデータ自体はMozilla Ichnaeaと呼ばれるAPIが提供されていて、実際GoogleのAPIとある程度互換性がある。様々な利用とかでGoogle APIを使いたくないのであれば、MozillaのAPIを使うことも可能だ。コードも公開されているのでライセンスを満たせばオレオレGeolocation Service Providerを立ち上げることもできる。データのSubmission APIのフォーマットも書いてあるのでどういうデータが送られるかということもそこのサイトを見ればわかる。
って感じだけど、ここからが本題。
Android版のAuroraとかNightlyを使っててGeoLocationを有効にするサービスなんて使っている人なんて、日本でおそらくすごく少ないので、現在のデータってのはデータ収集を匿名にしても匿名性は乏しくなる。
現在の日本の状況ってのはこんな感じ。もっとズームできるけど、、、えっといろんなものが特定できる気がするのであえてしません。(Webサイトから確認できるんで見たい人はそこを見ること)
東京大阪間の新幹線だけ充実してるというこの状況。なおヨーロッパとかサンフランシスコ近郊はデータが充実してるけどね!
データ収集にはこのFirefox for Android以外にMozStumblerというAndroidアプリがあって、これで詳細にマッピングが可能になってる。なのでこのLocation Serviceのデータがピンポイントに自宅を指している私みたいな人は家周辺および駅周辺をくまなくマッピングしてわからなくする必要がある気がする。削除したいのであればDougTに聞けばいいかと思うよ。
あと当然のことながらプライシー案件でもあるのでオプトアウト方法も存在する。詳しくはhttps://github.com/mozilla/MozStumbler/blob/master/src/org/mozilla/mozstumbler/SSIDBlockList.javaを見てくれればいいけど、Googleが推奨している_nomapを設定するのが一番いいかと思う。
なのでこの情報を送る場合はこういうことになるので理解して有効にするなり有効にしないなりしてほしい。
またGoogle、Apple以外の類似のサービスについてもhttps://wiki.mozilla.org/CloudServices/Location/Bootstrapにまとめてあるから、興味がある人は見るといいかもね。
0 件のコメント:
コメントを投稿