2010-04-07

SIMフリー化でドコモとかイーモバiPhoneが使えるって言ってるヤツはもっと知るべきことがある

まず、i-modeはデータ通信の規格が違うので、それには接続できない。 (Nokiaはドコモから発売してた端末(S60採用)で接続できるようにしていたのでソフトウェア的にやる方はあるとは思うけど、その仕様は公開されない) だから、一般ユーザーはスマートフォン用のアクセスポイントを使う必要があるわけだ。Biz・ホーダイ定額かMoperaだね。

一部のユーザーでは有名な話だけど、ドコモのスマートフォン用のBizの定額アクセスポイントってのは、確か一定時間おきでポーリングしてて、そのポーリングをしないと強制切断する仕様になってる。これはNokia馬鹿な人たちなどの検証結果を見ればあきらか。

ということは、SIMフリーになっても定額のアクセスポイントは使えないってこと。Mopera経由で最大13,650円払うということになるわけだ。倍以上のデータ通信料を払っても使いたいということであれば、いいけどさ。

あと、イーモバはW-CDMAを採用しているけど、そもそも周波数帯が異なる (イーモバが使っている1.7GHzってのは世界で利用しているキャリアは日本のみ。T-Mobile USの1.7GHzは別の周波数帯)。なので、イーモバでiPhoneを使うことなんて、Pocket Wifi経由でしかない。

だから、一番恩恵を受けられるのは、ソフトバンクへ接続したいユーザーだけじゃないかと。ネットワークの質の問題はあるかもしれないけど、プッシュメール(MMS)なりデータ通信規格なり周波数帯(W-CDMA 2100はヨーロッパでも使われている)なり通信方式が、世界標準を採用しているおかげで、移行先としては一番恩恵受けられるんじゃない?。日本語UIなXpediaをソフトバンクに持ってくると、(ドコモネットワークでは使えない)プッシュメール(MMS)使えるわけだし。

ということで、SIMフリーにしても得になることないし、端末価格が上がる理由になるだけだから、総務省は無駄に関わるのをやめてほしい。

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