Core MA系だと、64ビットモードではMicro Fusion / Macro Fusionが動作しないけれど、Core i7だと動作するようになったようで、これがパフォーマンス向上の理由と言われていて、実際改善しているらしいのだが、実データを見たことがない。
Core i7のマシンがとあるところにあったため、rsaperfを利用して実データをとってみた。
rsaperfというのは、NSSに含まれるテストスイートの一つで指定した時間RSAの暗号化を行うベンチの一つだと思ってください。
データをとったのは、Core 2の1.86GHzとCore i7 2.67GHzとAthlon 64 3500+ 2.2GHzの三台。GHz単位のデータをとったとしても、Core i7が一番速いんじゃないかなと予想。
なお、実行内容はこれ。
rsaperf -e -k 4096 -p 30 -n none
まず、一秒間に何回実行できるかのデータ。シングルスレッドで実行しているので、コアの能力を見る。
予想通り、Core i7が一番速い。ただ、Althon 64 3500+ (Socket AM2の方) も健闘してるっていうより、Core i7ぶっちぎりじゃないんだけど。。。
NSSのRSA暗号化ライブラリ自体がOpetron上でかかれたアセンブラがベースになっている以上、AMDにも有利なものの可能性が高いものだけど、思ったよりCore i7が速くないということはわかった。
採取した各CPUのクロック数は全然違うので、GHz単位のデータに変換して、出し直す。
これが上記のデータをGHz単位に変えたもの。
Core MA系からCore i7に変わっても、5%くらいしか向上してない?。ってか、Althon 64 に大幅に負けてる。Phenomくらいクロックが向上している場合は、Core i7でも不利ってことか。
このデータ見て、64ビット環境のサーバー買うんだったら、やっぱりOpetronなのかなぁとつくづく思った。
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