先日自分の持っているAndroid Dev Phone 1を1.5(cupcake)にアップグレードしてみた。起動画面が変わったり、ちょっとアイコンが変わってたり、WebKitのバージョンがあがっていたりするのだけど、個人的には、MMSがまともに動くようになってるのが一番大きい変更点というか一番大きい修正点。
実験する限り、1.1までのファームだと、MMSを設定したとしてもProxyの設定を反映してくれないので、SoftbankのMMSのメールを引き出せなかった。1.5へアップグレードしたところ、Proxy Serverの設定をちゃんと読み込むようになった。
詳しくない人に説明すると、Softbankのケータイ電話では、メールシステムにはMMSを採用している。これはi-modeのようなガラパゴスとは違って、ケータイ電話における世界標準のメールプロトコルの一つ(簡単に説明すると、世界中ではSMSが一般的に使われるんだけど、サイズが大きい場合はMMSを利用している。ちょっと違うけど)。
ただ、Softbankのイヤらしいところは、特定の地域以外では、Proxy ServerがUser-Agentなどのヘッダをチェックして、登録されていないものだと接続をはじくようになっている。そのためNokiaな人たちでは、メールを送受信するために、それ専用のProxy Server(YaPN)を作ったり、User-Agentを偽装するのが一般的だ(最近は絵文字のシステムまで移植する人たちも現れているけどね)。
なので、それを偽装できれば、AndroidであってもSoftbankのメールの送受信ができるわけだ。
Proxy Serverさえ作れば、こんな感じでメールの受信が可能になる。Dev Phone買った時に作っておいたものがあったので。