2026-02-28

eero 7を手に入れた

今や親会社がAmazonであるeeroだが、2024年頃から日本でもネットワークルーターを販売している。ちょっとは気になっていたのだが、セールで割引があったのと自宅で使っているASUSのルータが古い(Wi-Fi6未対応)のもあって試しにeero 7を買ってみた

UniFi (Dream Router 7とかDream Express 7)とかでも良いのだけど、これらを買うほど機能はいらないし、そもそもルーターにVPNとかはいらないので (tailscaleで満足してる)、モノは試しということで。知人も買ってないしね

使ってみたところ、今どきのルーターらしく基本が自動設定でなんでもしてくれて、例えばWAN側がIPoE対応であればそれを認識してそのプロバイダに適した設定にしてくれる。自宅はahamo光なのだが、SFPのメディアコンバーター経由で直接ルーターに差してみたところ、ちゃんと接続できた。ただ自動設定が失敗した時に手動設定で細かく設定できないので、自動設定で動くか動かないかでこのルーターの評価は分かれそうとは思う。

はっきり言って、LAN側のDHCPの設定くらいしかできないので (ブリッジとか手動とかもできるが)、ネットワーク設定みたいなのはわかりませんというユーザー向けの商品だなと。

なおeero Plusというサブスクもあるらしく、VPN / DDNS / wiki無線分析 / 1passwordが使えるらしいが、月1500円という値付けは強気だなと思う

2026-02-14

AndroidアプリでPasskeys対応したと行ってもだいたいGoogle Passowrd Managerのみという状況は理解出来る

巷のAndroidアプリケーションが「Passkeys対応しました」という話が出ても、実際にはAndroidデバイスでの自動入力の設定に従ってPasskeysプロバイダが選択されるのではなく、Google Password Manager(以下GPM)が使われることが多いと思う。AndroidでPasskeysプロバイダ(実際にはCredential Managerサービス)が自動入力でサポートされたのはAndroid 14からなのだが、Android 14以降のデバイスを使っていて、かつ自動入力をGPM以外(例えば1Password)に設定していたとしても、GPMが使われている場合をよく見る。

Googleは過去のAndroidバージョンでWebAuthn対応を容易にするため、FIDO2ライブラリを別途提供している。このライブラリは、Passkeysの場合、Android 14以降であってもGPMを使うように設計されている。Android 14以降のみをターゲットにするアプリはほぼ存在しないため、このライブラリを使うのが最も手っ取り早いからだろう。また、WebAuthnリクエスト用のJSONデータ構造などもライブラリ側で吸収してくれるため、WebAuthnの詳細な知識なしでPasskeys対応アプリケーションの実装が可能である。

Firefox for AndroidではCredential Manager対応をJetpackなしで実装しているため、FIDO2ライブラリとCredential Managerの両方を使うようにしている。これが非常に面倒で、例えばWebページがPasskeysを使ったログインをリクエストしてきたとしよう。その認証情報がどのプロバイダに入っているかという情報はWebブラウザ側にはないので、どうしようもない。仕方なく、まずGPMに認証情報が入っているかを確認し(GoogleのFIDO2ライブラリにはそのような機能が数年前に追加された)、そこになければCredential Managerに問い合わせするようにしている。これも苦肉の策なのだが、Chromeのコードを見ても同じようなことをしていて、まあ何とも言えない感じである。

またCredential Manager対応したとしても、Firefoxに寄せられているバグ報告を見ると、Bitwardenにしているのだけど動かないとかの報告がたまにある。こっちでは全く再現できないのだが (自分は1passwordとBitwardenで常にテストを行っている)、まぁデバイスやGoogle Play Serviceの依存関係で動いたり動かなくなったりするっぽいので、トラブルの元でもある

こんな状況なので、Credential Manager用のAndroidXライブラリを使うよりも、圧倒的にFIDO2ライブラリを使った方が楽である。 そもそもChrome for Androidがサードパーティ製のPasskeysプロバイダを積極的に使う仕組みになっていないので、Google側もきちんと問題をトラッキングできていないような気がしている。

こういうところはWindowsやmacOSのように、WebAuthnのクライアント機能自体をAPIとして提供した方が、クライアントアプリ側で全く考える必要がないし、そもそもFIDO2ライブラリ側ですべて吸収すればよかったのにそうしないところが、Googleのセンスのなさというか、まあ言い方を変えれば、雇った人たちの仕事を作ってあげたんだろうね、としか言いようがない。