hi18n (i18nライブラリ) の紹介 (1) 設計思想と基本方針というのを見た。このブログ記事を見るとこれは文字列翻訳のメッセージフォーマットを行うライブラリの話らしい。翻訳というのは、Localizaiton (L10N) と呼ぶもので、Internationalization (i18n) とは違う。i18nというのは、文字翻訳じゃなくて、多言語を扱う、表示するということを基本指す。例えば日本語が表示できるとか入力ができるとか。まずwantedly社は正しい言葉を使うようにしてほしい。
さて、本題。
こういうメッセージフォーマットというのは、どうもいろいろ各社持っているらしく、車輪の再発明を各社でやっている状況らしい。そんな状態は労働力の無駄でしかないので、ECMA-402でIntl.MessageFormatというのを作ることになった。元のベースはFirefoxで使っているFluentと呼んでいるライブラリで、そもそもそれはFirefox OSのときに作られた仕組み (今は某社で働いてるZibiがFirefox OSのころからやってて、これをFirefox本体へ持ち込むときにECMA-402のいろんな仕様も追加してた)。
Intl.MessageFormatはただのAPIだけど、メッセージフォーマットの仕様はThe MessageFormat 2.0 Specificationに現時点のドラフトがある。ICU4Xで使えればWASMでも使えるので、自社で同じような機能の車輪の再発明を行っているのであれば、ここでいろいろ意見を言えば取り込まれると思うよ