2009-05-02

エンジニア系の会社はマネージメントを軽視しすぎ

今の会社を辞めることになったんだけど (ある意味違った勉強をさせてもらいました)、前の転職活動の時の話。

そのとき、エージェントにそそのかされて、とある大手SNSサイト (m...) を受けに行ったんだが、個人的にはどういう人がやっているのかどうかという点においては興味あった。実際会った人事の人はセンスを感じない微妙な方 (すみません) だったのだけど、そのときに、CTOやってる人が途中から同席してきた。

その人はYahoo! HQにもいたような人で頭の回転も速そうで、会った印象ではその人の下でやるのもありかなとは思った。

そもそも、SNSというビジネスの限界点というのは容易の想像ができる。サイトの成長の鈍化と2、3年遅れてrevenueの鈍化が起きてくると思ってる(広告収入というのはそういうもの。広告を載せる先を選ぶ決め手は現在のリアルタイムの情報じゃないでしょ?)。そのため、その事業をやっていても停滞は起きるのは目に見えているんだ。会社を成長させるとかではなくて、次の柱を作るなり、市場にインパクトを与える何かを作るべきだと思ってた。そもそもSNSの構造上、データマイニングとかをやってきているはずなので、そこらのノウハウを生かせて新しいサービスをやるべきだと個人的には思ってた。だからそのSNSサイトには興味ないんだけど、受けに行ったんだ。

そういう考えだから、「...iというサイトには一切興味がない」という話を面接でしたんだけど、そりゃ当然面接落ちるよね。

余談すぎた。

その時の面接でちょっと興味が引かれてたのはマネージメント手法の話で、ベースの考えとして、CTOの配下にすべての人をラインとしておいていているという話。(実際バーチャルチームを複数作って、リーダーを作ってるのは、容易に想像はできるんだけどさ)

って話を聞いてたのに、最近別のエージェントと会ったら、その会社、開発のマネージャ募集してて笑った。一年やって失敗したんだね。

今の会社もそうなんだけど、エンジニアを多く抱える会社はマネージメントを軽視しすぎ。

LingrとRejawサービス終了のお知らせ
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2009/05/01/entry_27022150/

この話だって、結局のところマネージメントができてなかっただけでしょ?。いろんないいわけしてるけど、それにつきると思うよ。Googleだってそこらを軽視してたのが以前の勢いがなくなったことに繋がっていると思うし。

マネージメントがまともではなければ、1+1=2ができなくなる。優秀な人材を雇っても、彼らを生かす道を造るのはマネージャの仕事だし、モチベーションを維持させるのもそう、個々の能力を今必要なことにマッチさせるのもそう。マネージメントという言葉を理解できなければ、この人は失敗し続けるんじゃないかな。そんな気がする。

1 件のコメント:

Tetsuya Morimoto さんのコメント...

私も今の会社で、その重要性を実感しました。ダメな会社のお手本として、良い会社だったと思います(^ ^;;
マネージャの資質として、肚の坐ったマネージャは、部下のモチベーションになりますね。判断の責任を部下に押し付けない、部下の失敗を庇ってくれる。マネージャ向きな人柄ってあると思います。おそらくアウトロー系の人の方があうかも?