2008-05-31

最近のトレンド話

たまにはFirefoxの話。

  • Firefoxの次 (3.1か3.5かは決まってない) からは、mercurial (hg.mozilla.org) に移行はする。
  • Tinderboxとかの作業が終わっていないため、Developerは、mercurialのツリーにチェックインはまだ不可能
  • Firefox 3.01は、CVS (cvs.mozilla.org) のまま
  • Thunderbird 3は、どのツリーで出すかは決まってない。おそらく、Firefox 3.xと同じツリーでいくはず。
  • Thunderbirdのチェックインは、今のところCVSの方。mercurialがオープンされれば、そっちの予定?
  • Firefox Mobileは、mercurialのツリーで、UIを作ってる。実態は、xulrunnerにFirefox Mobile用のUIをかぶせる方向
で、Curretn Work
  • NSSのfreebl/mpi (暗号系で使っているコード) の最適化がしょぼいので直せる部分をやってる
    • LinuxとかのGCC系用コードがインライン使ってない。md5が2-3%は速くなるし、sha512なんて、x86_64だと約10%速くできる。これはNelsonにレビューを投げてる
    • VC++ (x86) の場合のmpiのSSE2最適化が抜けてる。ちょっとテスト中
    • Windows x64でアセンブラよりコンパイラの最適化の方がはやい (RC4)。なぜ?
  • どうでもいんだが、directory sdkのconfigureって、x86_64だと、x86として認識してる。実害はないけど。。。

3G iPhone in 日本市場

そろそろiPhoneの日本上陸についての記事が出始めているが、日経新聞とかならまだしも、IT系メディアが書く記事もピントがずれているので、技術的な視点での話でのどのキャリアで発売されるかの考察。

電波仕様

KDDIは、CDMA2000でかつ独自の周波数帯を使うデザインのため論外。そもそも韓国・アメリカのCDMA2000とも互換性なし。NTT DocomoとSoftbankは、UMTS2100サポートなので、その線しかない。イーモバイルは1.7GHzの独自周波数帯なので無理。

アクセスポイント(パケット通信)

Docomoの場合

i-modeネットワークではなく、mopera Uで使っているようなGPRSネットワークを利用の線が濃い。NokiaのS60端末 (NM850i/NM705i) のように端末メーカーがコードを書くだけで、i-modeネットワークに接続できるようだけど、そんなi-modeのためだけにコードを書くような会社ではAppleは決してない。そもそもi-modeネットワークに接続できない端末は、Motorola M1000以外に正式に小売りに出してない。そういう端末をリリースしたときのサポートコストをドコモショップが背負えるのか。WiFiも内蔵している点を考えれば、mopera必須のサービスになることは間違いない。(定額プランもmopera用のものがあるし)。だから、i-modeはなし?。

Softbankの場合

Xシリーズと同様にopen.softbank.ne.jpを使うだけ。おそらく型番もXシリーズ。Apple側としては基本的にソフトウェア調整がいらない。SMSもあるし、パケット通信も制限がないし。

メール

もし、iPhoneのファームが国際標準のMMSへの対応してるのであれば、そもそもSoftbank以外を選択する理由などない。Softbankだったらアップル側でアクセスポイントの設定以外何もする必要はない。ドコモの場合だと、mopera U経由でPOP/SMTP?しかありえん。日本の一般層に売るのであれば、i-modeメールは必須だけど、それを実装してくる可能性はきわめて低い。2G iPhoneのようにファームがMMS対応してなければ、SMS+POP/SMTPなので、どっちにしても変わらない。(X01HTの時みたいに誰かがMMSクライアントのコードを書くだろうから、使えるようになるかもね)

結論

ドコモを選ぶ利点はシェアのみなんだよなぁ。欠点ありすぎ。

日本市場で売り込みに来たNokiaみたく、i-modeに対応させ、穴をふさいで(ROMのドライブのみアプリケーション起動可能の状態) S60アプリケーションのインストールをできなくすることをしてくれれば、ドコモにとっては都合がいいけど、Appleがやるとは思えない。もしi-modeに対応してきたとしても、ネットワークの情報がオープンにされてしまうだろうから(2G iPhoneのようにセキュリティホールから100%破られると思う)、そのリスクをドコモが背負えるのかなぁと。。。。Softbankはそれをわかってて、Xシリーズという別シリーズを持ってきているし、現にX02NKのような、そういう端末はすべてXシリーズにしようとしているのだろう。

そもそも、日本のケータイがガラパゴスなのは、端末スペックがというよりも、ソフトウェア側(インフラ)がガラパゴスな点なんだ。ハードウェア的に日本の端末は優れているとは思うけど、ソフトウェア側が日本独自にせざるを得なくて、その結果コストがかかっていることが重要。

i-modeネットワークに対応する端末側のコードを書いたとしても、それは、日本の端末でしか使えないコードになる。Softbankの場合は、User-Agentとかで制限をかけているとはいえ、そもそもワールドワイドで使われている国際標準の仕様 (GPRS/MMS) をベースに使っているから、ガラパゴスな状態ではない。だから海外でUMTS2100サポートの端末を買ってこれば、それはSoftbankのネットワーク上でパケット通信は動作するし (MMSだってアクセスポイントの設定をすれば関西では使える)、3G iPhoneがSIMフリーでリリースされれば、Softbankで使える。X01HTの時みたいに誰かがMMSのコードを書くだろう。

もし、SoftbankがJ-Phoneのままだったら、ドコモと一緒で独自スペックを採用してたとは思う(V-SA801とかみてればそんな感じでしょ?)けど、ある意味Vodafoneに買収されたことが、ワールドワイドスペックを採用できた要因になったのではと思う。日本のユーザー/開発者にとって、その買収劇は非常によかったことだったんではないかと感じてる。

Firefox Mobileの話だって、日本の端末だとWindows Mobile端末以外、実質不可能。(SoftbankのS60端末はありだけど、mozilla.comのOfficialにはやる気なし)。結局のところ、日本だけイノベーションに取り残されていくだけなんだよね。i-modeで採用されているCompact NetFrontにイノベーションを感じることはないし。

まぁ、もちろん独自スペックじゃないために、いろいろとビジネス上の問題 (SIMロックを外されて売られる) があるが、それは別問題。まぁそれはKDDIとドコモが4Gへ喰らう話でしょう。

2008-05-29

FOMA USB OBEX for Linux

勉強がてら、openobexにFOMAのUSB OBEXを追加してみた。いくつか問題があるので、まだパッチを本家には入れないけど。パッケージは、Fedora 9のx86_64用なので、SRPMも置いておく。

使い方

UUIDの解析はしてないのでobexftpは使えません。使えるのはobex_testのみ。obex_test -uを実行すると、使えるインターフェイスを表示するので、それを使ってobex_test -u 0なんて実行すれば、接続できます。

対話式インターフェイスになるので、cで接続して、gでvcfファイルを取得できます。受信後、dで切断して、qで終了するだけ。ファイルの取得は一回目だけ失敗しますので、二度やってください。

2008-05-21

Fedora 9でATOKX3を使う

会社のPCをFedora 9 (fc9 AMD64) にアップグレードしたら、ATOKX3が使えなくなったのでメモ。x86_64だからかと思ったけど、そうでもないらしい。

まずは、rpmパッケージがちゃんとインストールされているかを確認して、入ってなければインストール。

[user@localhost /opt/atokx3/lib/client]$ ls /etc/X11/xinit/xinput.d -al
合計 44
drwxr-xr-x 2 root root 4096 2008-05-21 10:10 .
drwxr-xr-x 5 root root 4096 2008-05-21 11:09 ..
-rw-r--r-- 1 root root  277 2008-05-21 10:09 iiimf.conf
-rw-r--r-- 1 root root   86 2008-04-29 13:04 none.conf
-rw-r--r-- 1 root root 1463 2008-04-02 16:27 scim.conf
-rw-r--r-- 1 root root 1143 2008-04-29 13:04 xim.conf

iiimf.confを以下のように変更

XIM=iiimx
XIM_PROGRAM=iiimx
XIM_ARGS=-iiimd
GTK_IM_MODULE=iiim
QT_IM_MODULE=xim
# gnome-im-settings-daemon >/dev/null

export HTT_DISABLE_STATUS_WINDOW=t
export HTT_GENERATES_KANAKEY=t
export HTT_USES_LINUX_XKEYSYM=t
export HTT_IGNORES_LOCK_MASK=t
export JS_FEEDBACK_CONVERT=t

あと、atokx3start.shをログイン時に起動するようにする。

  1. [システム] - [設定] - [ユーザー向け] - [セッション]を選択
  2. [自動起動するプログラム] の [追加] を選択
  3. [名前]に適当にatokx3start.sh、[コマンド]に、/opt/atokx3/bin/atokx3start.sh
  4. ログアウトして、ログインし直す

としたら使えるようになった。

2008-05-17

Totemがフルスクリーン表示でおかしくなる

バグは後からファイルしようと思っているけど、Ubuntuに入っている動画プレイヤーのTotemがフルスクリーン状態で終了してしまうと、次の起動時からそのサイズでウィンドウを開こうとしてしまい、ウィンドウのサイズ変更ができなくなるバグがある。 こういう状態の時の対処方法は、以下のようにウィンドウのサイズを記憶しているファイルを削除することで直る。
rm ~/.config/totem/state.ini
Totemのファイルって、.gnome2配下じゃないんだ。。。

Ubuntu 8.04 (AMD64) で ATOKX3 が起動しなくなった

OSを再起動したら ATOKX3が起動しなくなった。調べてみると、32bitのライブラリがなくなっている。そういえば、ずっと昔にapt-get autoremove 実行した覚えが。。。 ということで、AMD64版のUbuntuを使っている人は気をつける必要がある。起動しなくなったら、とりあえず、apt-getでia32-libsをインストール。
sudo apt-get ia32-libs
これで、iiimdとiiimxは起動するようになった。(Justのものに入っているIIIMDが32ビット版なので。次のATOKX4が出るのであれば、64ビット版も入れてほしいなぁ。)